Catch The Wave」Def Tech

☆☆☆☆☆☆☆☆★★


まず音の幅が広がりましたね。
ジャワイアンレゲエをベースにHip-Hop、ポップス、ソウルなどなど。
ただこのアルバムに関して、正直”驚き”を覚えたというよりは”安心感”を覚えたって感じですね。

「Irie Got」や「Catch The Wave」のようなメロウなナンバー、
「Power in da Musiq」や「Cancion de la Expancion」のようなメッセージ性の強い楽曲、
「Get Real」のようなドギツイHip-Hopナンバーから
「いのり feat. SAKURA」のような今までになかったポップバラードまで。
とにかくバラエティ豊かで、かつ安心して聴けるアルバムになってると思います。

Def Techの特徴といえば、ノリのよりメロディにのせた強いメッセージですが、今回はそこもはずしてはいません。
人によってはこの「強いメッセージ性」に拒絶反応を起こす人もいるかもしれません。
でも、レゲエ(つーか音楽全般にも言えるけど)てのは本来、元を辿れば、宗教と密接な関係があって、だからこういうのもまぁアリなのかな、と。(わかりやすいだけの曲なんかも好きですけどね〜)
もちろん、そういう曲ばっかじゃなくて、夏の海にぴったりなナンバーもたくさん入ってます。

あと、2枚組(1枚はインストCD)で2000円ってのは破格ですよね。
つーか、アルバムは3000円が当たり前だと思っている僕らはレコード会社に洗脳されてるってことでしょうかw
そういう常識にとらわれない彼ら、最高です。


1.Power in da Music ~Understanding
ブログの企画から生まれた楽曲。J-WAVEのキャンペーンソングとして使われてました。
「理解」とはなんなのか?
聴き所はMicroとShenのケンカですかね。
しょっぱなからメッセージ性の強い曲です。

2.Lift Up feat. Lafa Taylor
アメリカのレゲエシンガー・Lafa Taylorをフューチャリング。
陽気でダンサブルな楽曲。
Def Tech「らしさ」と「らしくなさ」がうまく共存してるんじゃないでしょうか。

3.Irie Got ~ありがとうの詩~
早起きさんにはおなじみ、めざましテレビのテーマソング。あ、僕は徹夜明けにこの曲を聴きますw
あたたかいメロディとボーカル。
My Wayは目標に向かっていく力強さ、前向きさがあったのに対し、この曲はすべての悩み、苦しみを包み込んでくれるようなあたたかさ、優しさがあふれています。

4.Cancion de la Expancion
iTunesで昨年、チャリティとして発売された楽曲。
その頃はイマイチだなー、と思ってましたが、改めて聴き返してみるとなかなか。
オリエンタル調の曲にのせて、メッセージ性の強い詞を。
「侍」とか「大和魂」とか出てきます。漢気あふれてる?

5.Catch The Wave
このアルバムのリードトラックであり、同名の映画主題歌にもなってます。(加藤ローサかわいい・・・)
サーフィンをテーマにした曲で、サーフ用語が所々に出てくるんで、波乗り野郎は楽しみながら聴けるでしょうし、波乗り素人は癒し系メロディに虜になるのでは。
目をつぶればそこには海が。

6.Heroes
m-floのなんかの曲にすごく似てるなーと思ったんですが。「A.D.D.P.」かな?(え、似てない?)
ちなみにこの曲は全英語詞で、Shenファンにはオススメ。
陽気なメロディとShenのセクシーボイスにやられてください(え)

7.Yamiagari
名前のとおり、風邪ソング。面白い切り口やね。
Microの寸劇にも注目。
ところであのゲロの効果音は必要なのか?w

8.Jawaiian Time
インスト曲。
穏やかな曲で、ハワイっぽいね。
箸休めにどうぞ。

9.Off The Edge feat. WISE
テリヤキでもおなじみWISEをフューチャリング。
チョイ悪な雰囲気の漂う曲。攻撃的つーか。
WISEのラップ部分カッコイイね。
ここから少し重い曲がしばらく続きます。

10.Broken Hearts
ドラマ「ブラザー★ビート」の主題歌。ドラマは見てませんでしたが、よくテレビで聴いたなぁ。
メロディとは裏腹に?切ない曲。
失恋ソングです。
曲の長さはこれくらいがちょうどいいなぁ。サラッと聴けて。
「心で泣いて顔で笑ってAH HUH HUH」って部分がすごく切ないっすね・・・

11.Get Real
こちらはケータイのCMソング。
ドギツイHip-Hopソングなんで好き嫌いは分かれるかも。
僕は結構好きですけど。
強いメッセージ性を持ち、かつ攻撃的。

12.いのり feat. SAKURA
ジョン・レノンのトリビュートアルバムに参加していたSAKURAをフューチャリング。
彼女、やっぱいい声してますね。とても美しい歌に仕上がってます。
ただ、なんかDef Techの曲というよりはSAKURAの曲って感じがするなぁ。飲まれちゃってる。
ちなみに、この曲、歌詞カードに「In Memory of Yonosuke Sakuma」とあるように、25歳という若さで亡くなったプロサーファー・佐久間洋之介氏への追悼ソングです。

13.No Complaints
あー、なんかどっかで聴いたことあるようなメロディだなぁと思ったんすけど、何かはわかりません。
まぁレゲエの王道ソングって感じかな。
軽快で優しい雰囲気ね。
このアルバムのシメにふさわしい曲ではないでしょうか。

14.Who's The Coolest?
個人的には13曲目で一通りこのアルバムの流れは終わっていて、14曲目はボーナストラックかなと思っています。
なんかGorillazの曲にこんな雰囲気の曲なかったっけ?
メロディはかっこいいっす。
リリックもおもしろいね。
♪♪♪ボール向井とかw


なんといいますか、Def Techは世界標準の文化を築けるくらいの技量を持ってるんだなぁって。
まぁ本人たちも世界に目を向けているんでしょうが。
そういう意味じゃ、このアルバムは世界進出へのステップって感じですかね。