100景」音速ライン

☆☆☆☆☆☆☆☆*★


前作「風景描写」から約8ヶ月という短さでのリリース。
ただ内容は非常に濃いです。
そしてとにかく曲がパワフル。
こういう名盤をほほいと出しちゃうなんて、すげえなぁ。
ちなみに前作はポップスとロックのバランスで言うと、ポップス色が強かったですが、今回は若干ロックよりにシフトしてます。

1.3分の2
音速ラインにはおなじみの癒し系イントロ曲。
なんかレトロでかわいい曲です。
ちなみにタイトルの3分の2とは、3人組から2人組になったという意味らしいです。
ただ、今回のアルバムの内容は3分の2どころじゃないですよw

2.コトノハ
ものすごく力強く、テンションの上がる曲。(最近の若者はこういうのをアゲアゲというらしい)
ライブがスタートしたときのような高揚感、ワクワク感みたいなものをかんじます。
曲調はシンプルではあるんですが、ところどころバンドサウンドに遊び心が詰め込まれていて、
ライブで聴いたらかっこいいんだろうなぁ。
ちなみにCD特典の「カッパステッカー」やツアータイトル「カッパッパ」はこの曲のイントロが
かっぱっぱ〜と聴こえるからだそう。

3.みずいろの町
シングル曲。
音速ラインらしい、安心のクオリティ。
J-POPぽさとロックぽさのバランスが良いです。
瑞々しくて心地いい。
夏らしい曲っすね。

4.ナツメ
シングルレビューではあれこれと酷評しましたが、アルバムで聴くと雰囲気がだいぶ違うなぁ。
というか、アレンジがシングルと少し違いますね。変わってる。
ストリングスが少し奥にいって、バンドサウンドが前に。
なんかこっちのアレンジのほうが好き。
切なくていい曲です。

5.ここにいる
インディーズ時代の名盤「青い世界」より。
インディーズ版とはだいぶ変わってます。
音に深みが増したというか。
あと、(当然っちゃ当然だけど)音が綺麗になったし。
ピアノの上にバンドサウンドがのる、そのアンバランスさがまたクセになる感じ。
ただ、昔版のシンプルな雰囲気も好きなんだよなぁ。

6.上昇気流
このアルバムのリードトラック。
底抜けに明るい曲。
そしていい意味でくっさい。
昭和ぽさというか、古臭くて。
あと、曲が終盤に近づくにつれて、どんどん上昇していく感じ。
「きっといい日になる〜♪」って、ついつい口ずさんじゃいそう。

7.夕凪の橋
こちらも「青い世界」より。
この曲は昔のよりも今回のほうがアレンジとかが好きだなぁ。
腹にズシンとくるサウンドとか。
まぁ、昔のほうも悪くはないんですが。
それに曲の流れとか、すごくシンプルで聴きやすくなった気がします。

8.観覧車
前作収録の「流星ワゴン」的ポジションの曲。
遊びまくってますなぁ。
メンバーの楽しんでる様子が思い浮かぶようで。
途中からおおっ!?と思うような変化があったり。
ただその分、つかみ所がないというか、わかりにくい曲でもあるような。。

9.ラリー
サ「ラリー」マン応援歌。
音速ラインの曲でこういうありふれた日常(都会の人々が追われるルーティンワークとか)を描いた曲って
今まであんまりなかったような。
さわやかで、とてもあたたかい曲です。
そして、とてもJ-POPらしい。
晴れた日に自転車で風をきりながら聴きたい曲です。

10.週末旅行
「ラリー」の流れをくんだ曲。(曲調的にもストーリー的にも)
この曲がこのアルバムの中で一番好きだなぁ。
サビの「あ〜あ〜あ〜♪」って部分がすごくいい。
思わず歌っちゃう。
それにストリングスがぜんぜん嫌味に聞こえない。
ギターの音が心地いいし。

11.5日ノート
いつかの音。ミスチルっぽいですねw
こういうテケテケした曲も音速ラインらしい。
今までの曲と比べたら、雰囲気がだいぶ違う。
ドラマのエンドロールを髣髴とさせるような曲。
最後のアコーディオン?の音もすごくかわいらしい。
てか、「未来サントラ」っぽい!!って思ったのは自分だけ?w

タイトルが「100景」というだけあって、捉え方(見える景色)は人それぞれでしょうが、
とにかく聴いてみる価値はあると思います。
収録時間はあいかわらず30分ちょいと短いですが、十分おなかいっぱいになりますよ。